
当選:橋爪政吉 氏 14,169票
竹内千尋 氏 9,059票
大口秀和 氏 3,403票
令和2年10月30日での任期満了に伴い、10月11日(日)告示で18日(日)投開票で志摩市長選が行われます。
このコロナ禍で行われることもあり、ちょっと個人的に注目している選挙であります。
それなら単に志摩市長の候補者を取り上げるだけでなく、ちょっと変わった情報をまとめることも選挙の意味合いを高め個人的にもっと注目できるのではないかと思い、このページを執筆することをしました。

ちなみに、ここで取り上げる内容は、特定の候補者を当選させる及び落選させるネット選挙ではありません。
今回で5回目の志摩市長選挙
志摩市は2004年10月に5つの町(阿児町・磯部町・志摩町・大王町・浜島町)が合併し誕生しました。俗に言う「平成の大合併」のひとつですね。
市長の任期は4年であり、過去人気途中でのリコールや解散等もなかったため、16年が経過する2020年で4期が終了し、今回の選挙では5代目の市長を決める志摩市長選となります。
【志摩市長選挙】開票100%
当:橋爪政吉14,169
竹内千尋 9,059
大口秀和 3,403新人の橋爪政吉氏が、過半数以上を獲得し、現職・元職を破り当選いたしました!
コロナ禍の中、投票率は前回よりも5%ほどUP❗️注目された選挙となりました。— 10/18志摩市長選挙へ行こう! (@GoTo_senkyo) October 18, 2020
現在までの市長とは?
初代 | 竹内千尋氏 |
2代 | 大口秀和氏 |
3代 | 大口秀和氏 |
4代 | 竹内千尋氏 |
現職の竹内氏と元職の大口氏が2期ずつ就任しています。
20年という節目を迎える次期市長は誰が就任するのでしょうか?志摩市民から大きな期待が寄せられることでしょうね。
過去の志摩市長選の得票数
2004年 | 当:14,423票 11,393票 10,733票 | 73.27% |
2008年 | 当:14,950票 13,568票 3,749票 | 66.67% |
2012年 | 当:13,406票 8,978票 6,288票 1,869票 | 65.62% |
2016年 | 当:14,266票 10,295票 1,379票 | 58.03% |
2020年 | 当:10,000~14,000? | 選挙人名簿登録者数:約43,000名 投票率60%:25,800票 投票率70%:30,100票 |
過去当選数票数は14,000票ほど
過去4回の志摩市長選の得票数をみてみると、当確票数は約14,000票となっています。
とはいえ、2004年時は合併後の初代を決めるということもあり、70%以上の投票数と高かったですが、前回は60%を切るなど得票率の減少が気になるところです。
また、2004年次の有権者数は5万人ほどですが、2020年の現在は43,000人ほどと16年で7,000人ほど減少しているため、一人ひとりの一票の重みが増していることになります。
10,000票獲得できるかどうか
投票率の過半数の票で当確ですが、今回が三つどもえの戦いだっとして、1/3の票で2位以上ということですので、前回の投票率を考えると、10,000票を獲得できるかが重要になってくるかなと思います。

他の三重県の市長と比べてみる
三重県の市別人口ランキング10位の志摩市ですが、三重県の他市長と比較することで志摩市長の現状がどんな感じなのか?参考になるのではないかと思い調べてみました。
三重県13市長の平均年齢
志摩市を除く13市長の平均年齢は【57歳】。最年少市長が四日市市で42歳、最年長市長が尾鷲市の71歳となっています。
内訳は40代の市長が4名、50代が3名、60代が5名、70代が1名となっています。
どちらかといえば、人口の多い市のほうが市長の年齢が低いように思われます。
ちなみに、竹内千尋氏が初代志摩市長として当選した際の年齢は45歳でした。

三重県市長の平均給料月額
総務省の地方公務員給与実態調査にて、各市長がどのくらい給料をもらっているかを閲覧することができます。
この資料によると、志摩市長の月額給料は90万円。TOPが津市長の113万円、14位のワーストが尾鷲市長の72万円となっており、志摩市は3市長同率の9位となっています。
人口が多い首長ほど月額給料を多くもらっている傾向となり、人口多い=大企業の数も多いことですので、当然の結果だと思います。
ちなみに、三重県知事は102万4千円、特別な例として、名古屋市長が50万円、東京都知事が72万8千円など、大幅な減額措置を取っている自治体の首長などもおられます。

現在の志摩市の現状
政府統計ポータルサイト「e-Stat」では、地域ごとの国勢調査等のデータを閲覧することができます。
ここからは、この「e-Stat」で閲覧することができる志摩市のデータから推移や現状を見ていきたいと思います。
志摩市の出生数推移
出生数とは、その年で生まれた子供の数を指すのですが、2017年の志摩市の出生数は237人です。
2000年では491人だった出生数も、2017年では半数以下の237人。減少率は51.73%。日本全国の減少率が20.54%ですので、出生数の減少が他自治体よりも著しく高いといえます。
例えば、今後40年間の出生数を現状の250人をキープしたとして、40歳以下の志摩市で生まれた人は1万人となります。
現状の志摩市であれば、出生した1万人すべてが志摩市に居住するとは限りませんし、この減少率からみれば、このまま250人をキープすることは難しいでしょう。
つまり、働き世代が今後いなくなっていくということになり、それは近い未来に起こる可能性が高いといえます。
出生数を上げることは急務といえるでしょう。

志摩市の人口推移
5年に一度に行われる国勢調査が令和2年のちょうど今(9月現在)行われていますね。この国勢調査を基に、地域ごとの人口や仕事の種類、交通手段などの各調査資料が作成されていきます。
前回の国勢調査から、志摩市の人口は50,341人(2020年8月31日現在では48,631人)。2000年から1万人以上人口が減少しています。ちなみに全国総人口は2015年まででは、ほぼ減少していません。
グラフを見ていただければわかると思いますが、減少率が高いのが0~17歳と18~39歳になります。
先述した出生数にも繋がることなのですが、志摩市には子育て世代である18~39歳の人口減少が大きく、その結果、出生数も減少するという負のスパイラルとなっています。
では、18~39歳の減少はなぜ起こるのか?
「進学先がない」「就職先がない」など、一度志摩市から転出した方が戻ってこない要素がまず考えられます。(2018年は転入者918人に対し転出者は1,235人)
2017年からのIJUターン促進の奨学金返済補助制度は素晴らしい施策ですが、出生数を上げるには、子育て世代を定住させるためのさらなる施策が必要となってくるでしょう。
IJU(移住)ターン促進のための奨学金返済補助事業:志摩市HP
将来的な財政は大丈夫?
現在の財政状況含めて詳しくは後述しますが、人口減によって市の税収が減ることは誰しもが想像できることでしょう。
そして、その影響は人口推移グラフの年代別を見ることでより鮮明に感じられます。
年功序列によって給料が上がる、会社の代表者になることはまだまだ多いです。そして、志摩市で人口が増加している世代は40歳~59歳までだけとなっています。
つまり、現在は収入が多いであろう世代が多く居住していますが、この世代が引退してしてしまったら。。。
志摩市では家族経営をされている方も多いでしょう。跡継ぎがいないってことになれば、事業所数も減少することになります。
志摩市を盛り上げるためにも、将来的なビジョンを持った市長が望まれるのではないでしょうか?

志摩市の財政状況
- 川越町:1.340(三重県1位)
- 四日市市:1.065(三重県2位)
- 亀山市:0.92(三重県3位)
- 伊勢市:0.62(三重県13位)
- 志摩市:0.39(三重県20位)
- 三重県:0.594(都道府県別15位)
- 東京都:1.179(都道府県別1位)
自治体の財政力を示す指標として、「財政力指数」というものがあります。これは、各自治体の地方税等の自主財源が高いほど財源力が高いとされ、低いほど地方交付税等の国からの援助がないと成り立たない自治体だといえます。
基準値は1になりますが、全国の90%以上の自治体は1を下回っているため、国から歳入される地方交付税が頼みの綱というのが現状です。
ちなみに、基準値であり1を超える自治体は人口が多いところや大企業がある自治体であり、例えば都道府県1位の東京都や2位の愛知県には大企業が集まっているから、三重県で1位の川越町などは、名古屋のベッドタウン化による人口増が影響しているのでしょう。
志摩市の財政力指数は三重県の中でも下から数えたほうが早く低いです。平成19年の財政力指数は0.53で、その後少しずつ下がってきているといえます。
地方交付税
- 地方交付税とは?
税収入は、各自治体が税収入として徴収してしまうと、人口や大企業が多い自治体がより多くの税収入を得てしまうため、国がまとめて徴収し、財源が足りない自治体へ多く配分できるように税収入の偏りをなくすため再分配する仕組みの地方税になります。
財源は所得税・法人税の33.1%、酒税の50%、消費税の19.5%、地方法人税の100%となり、総額16兆円ほどになります。
志摩市が歳入として受け取っている地方交付税は、平成29年度で約97億円で歳入メインである市税約58億円の1.7倍ほど。その他伊勢市で約107億円(市税約170億円)、川越町は約1千万円(町税約46億円)となっています。
※各自治体ホームページ>財政>一般会計を参照
現状、地方交付税がないと志摩市は成り立ちません。とはいえ、ほとんどの自治体が頼らざる負えない状況を考えると致し方ないとはいえますが、だからといって「国からの地方交付税があるから財政は大丈夫だ!」とはいえません。
「地方交付税とは?」で述べたように、地方交付税の財源は国ではなく【私たち国民の税金】です。
昨年増税した消費税の一部もこの地方交付税へと充てられています。
敢えて悪い言い方をするならば、東京都などの不交付団体に住む人達は、財政の苦しい地方都市のために一部税金を払っているのです。
そこを考えず殿様商売かのように、国から地方交付税が貰えるからと安易に考えるのではなく、どうしたら財政をもっとよくできるか、どういった市長なら将来を任せられるかを考える時ではないでしょうか。
合併特例債
- 合併特例債とは?
合併することで、地方行政の改革が必要となり、その分お金が掛かることから、国が融通してあげますよというのが合併特例債です。
例えば、市庁舎の建築や各町に偏りがないように道路や他公共施設の設置などは、合併に際して必要な事業となるでしょう。そういった市町村事業を活性化させ合併後の市の財政の礎にもなります。
しかし、こういった大規模な公共事業はお金がないとできません。そのため、合併に際して必要な事業に対してその支払いの7割を国が負担くれるという合併特例債がつくられました。※厳密には充当率95%の元利償還金(元金と利子)の70%
- 金利がある
- 維持費がかかる
- 残った3割の大きさ
正確な志摩市の借金がいくらかは調べてもわからなかったのですが、各市長候補者が300億円くらいある的な発言をしていたので、それを前提として他の自治体の記事も交えてまとめていきたいと思います。
例えば、合併特例債によって300億円の借金をしたならば7割は国の負担となるので、90億円の持ち出しだけとなります。しかしそんな単純なものではありません。
①大分県中津市職員労働組合・自治研部を基に利率1.8%15年償還の元利均等でシミュレーションすると、300億円の借入は利息含め342億円ほどになります。
利息も7割国負担ですが、持ち出し金額は90億円から102億円と10億円ほど増えることになります。
②続いて維持費ですが、公共事業が大きくなればなるほど、その後の維持費は大きく嵩むものです。
③そもそも残った3割の100億円という金額も低い金額ではありません。例えば、これが50億円だったとしても地方自治体にとっては大きな借金には変わりありません。
住宅で例えるとわかりやすいかもしれません。土地代含めて3,000万円ほどの家が1,000万円ほどになる!ってならみな利用することでしょう。しかし、欲張って身の丈に合わない1億円の豪邸を建ててしまったら、金利も維持費もそして、残りの3,000万円も大きく感じ支払いが滞ることでしょう。
個人的には、志摩市では後述する財政計画も立てていますし、300億円の公共事業も必要なことだったと思います。
しかし、国が7割負担してくれるから大丈夫ではなく、300億円という膨大な金額の公共事業を行っていることを市民は認識し背負う必要があるのではと思います。
また、国の7割負担分が返済されることで300億円という借金は徐々に減っていきますが、持ち出し部分が減らなければ、将来的には借金は残ってしまいます。
合併特例債の償還期限が終わるであろう10年後・20年後にいくら借金が残っているのか?また、合併特例債によって行われた公共事業は10年後・20年後も現役で使用されているのか?
負の遺産にならないようにしっかりと知っておくことだと思われます。

合併特例債とは、市町村合併の財源として使われる地方債のことです。2018年に合併特例債の発行期限が再延長されました。本記…
税収を上げるにはどうするのか?
人や企業を誘致することや、今ある資源で収入額を増やすことなどが考えられますが、どれも魅力を発信していかないと結果は結びつきません。
志摩市ではふるさと納税が好調で、5年前の2倍以上の寄付金を得ています。また、旧財政計画を見直し、新しく財政計画を策定するなど、志摩市の行政は将来の財政改善へ向けて志摩の魅力を発信しアクションを起こしています。

志摩市長選 候補者
さて、ここからは今回の令和2年志摩市長選へ出馬予定の候補者をご紹介していきます。
基本紹介順は、届出順や現職・元職順などが多いと思いますので、今回は逆から紹介していきたいと思います。
橋爪まさよし 氏
・有限会社 久政 代表取締役。
・2016年志摩市議会議員補欠選挙トップ当選
・2017年志摩市議会議員選挙トップ当選
・元志摩青年会議所理事長
・元日本青年会議所東海地区三重ブロック協議会会長
橋爪まさよし後援会 | |
---|---|
住所 | 〒517-0501 三重県志摩市阿児町鵜方2769-6 |
電話番号 | 090-4084-0903 |
メール | masa.hszm@gmail.com |
FacebookHPTwitterInstagramLINE
大口秀和 氏
・お食事処ひでちゃん経営
・2017年志摩市議会議員選挙当選
・前志摩市長
・旧志摩町長
・青年会議所二代目理事長
大口秀和後援会事務所 | |
---|---|
住所 | 〒517-0703 三重県志摩市志摩町和具1896-23 |
電話番号 | 090-8736-7939 |
※個人のSNSアカウントはあるものの、ホームページやSNSで後援会アカウントを見つけることができませんでした。(10/12現在)
タイムラインの埋め込みができないアカウントのため、表示していません。
竹内ちひろ 氏
初代・4代目(現)志摩市長
旧阿児町長
元志摩市青年会議所理事長
志摩広域行政組合代表理事
鳥羽志摩広域連合長
竹内ちひろ事務所 | |
---|---|
住所 | 〒517-0501 三重県志摩市阿児町鵜方2428番地3 |
電話番号 | 0599-43-1554 |
※Twitterもあるのですが、概要欄に貼られているリンクが中国?サイトに飛んでしまうため、控えさせていただきました。
ネット選挙全盛期か?
平成25年4月19日から解禁されたネット選挙ですが、SNSや動画の普及が盛んな現在では、全国的にも注目されるコンテンツといえます。
一昔前までは電話での勧誘がメインでしたが、特殊詐欺などの被害や固定電話を持たない人の増加により、SNSでの呼びかけが増加しています。
Facebookは中年齢層を、Twitterでは若年層へ政策をアピールすることができます。LINEで直接やりとりをする場合は友達にならないといけなく、ハードルとなりますが、友達になって場合、自身に投票してくれる可能性がグッと上がることになります。
また、LINEで友達になった有権者各々が、自身の個別グループへアピールすることができるのも選挙勧誘としてのメリットが大きいです。
LINEの普及率は約70%であり、高齢者が多い志摩市といっても60%ほどの普及率はあるでしょう。インフルエンサーとなる有権者を上手に活用すれば、1メッセージで多くの有権者にアピールすることができるはずです。

速報!公開討論会中止!?
市民の前で行われる、立候補者による公開討論会は、それぞれの候補者の主張を同時に聴くことができる唯一の場であり、過去4回、そして前回の市長選挙前にも3人の候補者が300人の市民が傾聴する中、市商工会館で行われました。
今年は、コロナ禍ということもあり、無観客・ケーブルテレビ&YouTube配信で10月5日(月)に行われる予定なのですが、候補者3人の中の2人が討論会に難色を示しているようです。(10月2日中日新聞より)
3密だから欠席と主張
ある市長候補は、自身のFacebookにて欠席を表明。その理由が三密回避だからとのこと。
個人的にはこの考えは愚策であり、”WITH コロナ”というこれからの新しい生活を模索している中、行政のトップを狙う候補者が三密回避の対案を主催者に示すならともかく、単純に欠席を表明するなんて無策にもほどがある。
実際、このFacebook投稿に書かれていた別内容も含め、閲覧したユーザーからは厳しいコメントが乱立しプチ炎上しました。
公平性が疑われる
もう1名は主催者の公平性が疑われるということで出席を保留しているようです。(10月2日中日新聞より)
個人的には疑いだしたらキリがないし、新しい生活を求めていくからこそ、どんな困難にも立ち向かっていくぜ!という気概を感じる発言をしたほうが、有権者に有利に働いていたのでは?と思って新聞を読んでおりました。
討論会は開催して欲しかった
その後、10月2日11時配信の伊勢新聞NETでは、開催する的な内容が書かれていましたが、是非実現して欲しいものです。(実現せず)
志摩市の将来を担う18歳以下の子供たちには投票権はありません。(もちろん、どんな選挙にも投票権はありませんが。)
しかし、これから行われるであろう行政改革の影響を一番体感することになるには、この投票権のない子供たちではないでしょうか?
ケーブルテレビやYouTubeで討論会を配信できるなら、子供たちも討論会を閲覧はできるはずです。
討論会が行われれば、
「あなたたちの未来を決めるのはこの中のひとりだよ」などと親御さんが子供へ説明したり、家族で志摩市に向きあえる場になることでしょう。
親御さんが中身を噛み砕いて子供へ説明してあげれば、忖度のない子供たちが一番自然な答えを出してくれるかもしれません。
正直、学校の道徳の場などで討論会の配信を使って授業を行ってもいいくらいだと思います。将来的な投票率の低下の抑制にもなることでしょう。
市長候補の御三方には、是非とも未来を担う子供たちのことをもっと考えて決めていただきたいものです。
中止が決定
なぜ中止へと至ったのか?後日会見を確認次第報告させていただきます。
↑見出し下に志摩青年会議所によるYouTubeを添付させていただきました。(2020/10/6)
期待する市長像
あれやこれや志摩市について書きましたが、志摩市の現状の改革以外に、個人的に「こんな市長がいいな?」と期待する市長像をまとめてみました。
メディア露出が多い
1次産業や観光業がメインの志摩市にとって、志摩市の魅力をどれだけ国内外にアピールできるかが重要となってきます。
コロナ禍である今、ダメージを受けた志摩市の産業を回復させるための起爆剤として、市長が広告塔となってアピールして欲しいと考えています。
伊勢志摩のブランド力を過信せず、ブランディング活動をマネジメントできる人を求めたいです。

ITマーケティングができる
志摩市くらしの情報アプリが昨年できましたけど、あれ便利ですよね。特にごみ収集の通知とか笑
このアプリの本領発揮場面は防災時やケガや疾病時なんで、そういった場面にはできるだけ遭遇したくはありませんが、そんな不安なときに情報を提供してくれる存在はとてもありがたいことです。
日本自体がIT後進国だと今回のコロナで思い知った人もいるのでは?新政権もデジタル化の推進を打ち出しています。ここで先陣を切る動きを見せないと他の地域よりも遅れをとってしまいます。
例えば、客が減ったためSNSやHPを開設しようと考えたりしますが、それだけではフォロワーは集まらないですし、グーグルに上位表示することもできません。
SNS広告&リスティング広告やSEO・MEO・動画SEOなど、ITマーケティングの活用は今や当たり前です。
災害時に活用できるスマホの普及率を上げるために、高齢者の補助金制度をつくるなんてことも必要かもしれません。
ITを利用するで終わらず、活用できる人を求めたいです。

定量と定性、長期・短期の目標設定ができる
企業がよく従業員の効果測定として利用するのが定量と定性です。要は、数値回答と記述回答の使い分けなのですが、これを上手く使用している人が望まれます。
例えば、過去について「やりました」とチェックリスト方式で報告するのではなく、「前月比〇%の上昇率で目標数値が1.5倍になりました。その要因として今月から始めたアクションが大成功しました。」とここまで説明できれば、さらにアクションが成功した要因を追求することもでき、逆に悪かった場合は原因を突き止めることも早くなります。
また、短期的な目標だけでなく、長期的な目標(ビジョン)もしっかりと持っている人が望まれます。
人は目の前の苦しさから逃れるために、短期的な発想ばかり目を向けがちですが、長期的な視野でみないと現在の政策がなぜ必要なのか理解できなくなってしまいます。
有権者の方は是非とも各候補者の政策を見るときに、【定量と定性】【短期と長期】が書かれているかを確認してくださいね。
まとめ:志摩の未来を自分の一票が変える
このページでは、個人的に注目する令和2年10月18日の投票される志摩市長選挙についてまとめたのですが、こんなに志摩市の現状と向き合ったことは今までにはありませんでした。
「友人から勧められたから」「投票へ行くのが面倒」など選挙に対して前向きにならないことが個人的にもありましたが、今回自分なりに調べたことで、将来の志摩をより真剣に考えることができ、選挙へ前向きになった気がします。
今回の選挙は有権者にわかりやすくアピールするために、コロナが焦点となることでしょう。しかし、コロナ以外にも注目しなきゃいけない点があることをみなさんも理解して投票へ行っていただけたら幸いです。