伊勢志摩という田舎だからこそ、Web集客はとても重要になります。
ただでさえ都会よりも少ない人口なのに、集客する手段を減らしてしまったら意味がありません。
また、都会よりもWeb集客の重要性が知られていない今だからこそ、その効果はより高まります。
今回は、Web集客のひとつである、SEO対策についてと、その中のひとつ、記事作成の重要性についてまとめました。

2020年はこれからの働き方を大きく変える年になりました。特に、人と接することが減ったことで、オンラインで働くということを経験された方も多いのではないでしょうか。接客を伴う飲食業や観光業は大きな打撃となり、今までの集客方法だけでは難[…]
1 Web集客のひとつがSEO
- SEO/MEO/SMOなどの無料で行える方法
- 広告を出稿する有料で行う方法
- インフルエンサーなどその他の方法
Web集客にはざくっとわけて3つの方法があり、今回紹介するSEOは無料で行える手法のひとつになります。
無料で行えるといってもあくまでご自身で行えばの話であり、Web集客のコンサルタント会社が存在しているのも、個人ではなかなか本格的にWeb集客ができず頼りにされているからといえるのです。
1.1 検索エンジン最適化
SEOはSearch Engine Optimizationの略で日本語では検索エンジン最適化となります。
検索エンジンとは、GoogleやYahoo!を代表とする検索するプラットフォームのことで、
検索されたキーワードに対し、よりユーザーに有益な情報を与えることができるウェブサイトから順に表示される仕組みになっています。
自サイトに関連するキーワードで、できるだけ上位表示させるために検索エンジンで最適化させる手法がSEO対策になります。
コンバージョンするまでがSEO
検索順位が上がり上位表示されることで、自サイトへのアクセス数は増加します。
しかし、サイトへ誘導されたユーザーが自サイトで商品の購入や宿泊の予約などをしなければ収益にはなりません。
SEO対策で集客したユーザーを購買へと結びつけるには、自サイト内でしっかりとクロージングできるように作り上げておくことも必要です。
1.2 チリも積もればがSEO
SEOを行うことで、どのくらいの期間で効果を発揮するのか?
「短期間での効果は弱いが、期間が継続することでより強くなる」のがSEOです。
検索エンジン最適化と言われることだけあり、先ずは検索エンジンに自サイトの評価を高めることが必要であり、それは信頼されるということ。
人の世界でも初対面の人よりも長年付き添う友人のほうが信頼されることでしょう。
SEOとは、検索エンジンに信頼されるサイト作りとも言え、それには少しずつ信頼され評価されるための時間が必要というわけです。
何もやらなければ信頼は0です。
行動することで信頼は生まれより強固のものになっていく。
それがSEO対策です。
2 SEOの種類
SEO対策を行う方法として、主に3種類の方法があります。
外部施策 | 他のサイトから被リンクを受ける |
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内部施策 | 検索エンジンに読み込ませやすいサイトつくり |
コンテンツ施策 | 検索エンジンが評価するためのコンテンツつくり |
2.1 外部施策
外部施策とは、主に他のサイトに自サイトのリンクを貼ってもらうことで、検索エンジンの評価を上げる施策のことを指します。
「自サイトのリンクを貼ってもらう」ということは、他のサイトから評価され応援されているということとなり、検索エンジン側からも高い評価を受けることができます。
特に10年ほど昔は、適当なサイトを数多く作り、自サイトのリンクを貼ることがひとつの手法でしたが、現在では※意味あるリンク以外は逆にペナルティを受けることになり評価は下がります。
そのため、有効なリンクはサイトの評価が高まれば勝手に集まるはずですので、無理な対策はしないほうが賢明といえるでしょう。
※意味あるリンク=検索エンジン側から評価の高いサイトからのリンク
2.2 内部施策
検索エンジンは各サイトへ毎日巡回(クロール)しており、評価の高いサイトへは1日に何千・何万回とクロールし、評価の低いサイトへは一桁しかクロールされません。
検索エンジンは常にクローリングすることで、各サイトの状況を把握し、新しいページが追加されればその内容の精査などを行い評価します。
このクロールの回数が多い=検索順位が上位ということではないですが、クロールしやすい内部構造を作り上げることは内部施策のひとつでもあります。
また、ユーザーが自サイト内で購入欲望を駆り出されるようなサイトつくり(UI/UXを高める)をすることも必要です。
クロール及びユーザーどちらにも言えることは、
自サイト内で「回遊性を上げること」です。
このあたりは専門性が高い分野といえるので、制作会社対応となることでしょう。
UI(User Interface)ユーザーが行動するためのサイト上の仕組み
UX(User Experience)ユーザーが得られる体験
2.3 コンテンツ施策
自サイトをより充実させるために必要なページを作ることで、内部施策と似ている点ではありますが、Web集客としては行動しやすい施策なので、別途取り上げました。
検索エンジンで検索されるためには、自サイトにユーザーが入力したキーワードに関連する内容が書かれていないと、検索で選ばれることはありません。
近くのラーメン屋さんを検索しているのに、アメリカの電気屋さんが表示されることがないことは明白です。
では、自サイトにどれだけの語句が使用されていて、どれだけ検索されるような内容になっているでしょうか?
一般的にはブログ形式で自サイト内に記事作成を行う、まとめサイトや個人ブログで取り上げてもらう、SNSで拡散させるように行動することがコンテンツ施策となります。
3 記事作成の必要性



だから、ホームページを作ったらよりホームページへ集客するために宣伝活動が必要になるんだ!

そしてそれがSEOってことね!

3.1 検索キーワードの重要性
【ホームページ上の検索キーワード数】
SEO対策なし | 「店名」「地域」「業種」 |
---|---|
SEO対策あり | 「店名」「地域」「業種」「美味しい」「グルメ」「ランチ」「綺麗」「おすすめ」「旅行」etc… |
インターネットやSNS上では「検索する」という行為で目的のページを抽出し、その中の好みのページを見つけユーザーは閲覧します。
そのため、ユーザーが望む検索キーワードにホームページが検索されないと、閲覧数の増加は見込めず、集客できないことになります。
ホームページを作っただけでは、検索に該当するキーワード数が少ないため、なかなか見つけることはできないですが、
お店であれば「ランチ」「ディナー」「美味しい」など、旅館であれば「綺麗」「おすすめ」「旅行」などのキーワードをおりこんで記事作成を行えば、多くの検索キーワードであなたのウェブサイトが上位に選ばれることが可能になります。
3.2 ペルソナ設定を行う
【例:旅館業の場合】
人物設定 | 50代ご夫婦/一般的企業・専業主婦/子供は成人している |
---|---|
願望 | 伊勢神宮を参拝したい |
制約 | 夫の休みは週末のみ |
成果 | 仕事(夫)、家事(妻)の疲れを癒しと日常からの解放 |
感情 | ガイド誌に載っていない穴場に行き優越感を味わいたい/ご近所さんに自慢したい |
競合 | 伊勢神宮近くの旅館・リゾートホテル |
金額 | 二人の旅行費用10万円 |
メディア | 旅行サイト/ご近所からの口コミ |
「どんな人が購入するのか?」「どんな人に購入して欲しいのか?」など顧客となり得る架空の人物像(ペルソナ設定)を行い、
設定した人物像の心を動かされるような記事を作ることが必要です。
ペルソナ設定を行った記事は、顧客目線で書かれることになるため、顧客満足度が上がりコンバージョン(売上化)しやすくなります。
考え方としては、いまある顧客情報から分析したり、新しいタイプの顧客獲得のための設定など、今後お店をどうしたいか?によって決定するとよいでしょう。
また、ペルソナ設定は先入観が優先されて設定されることが多いため、複数の人物像を設定し、一定期間で見直しをすることも必要です。
人物設定で終わらず感情を入れる
人物設定だけで終わらず、どんな感情で顧客は行動するのか?を考え取り入れることも必要です。
上の表は旅館業としてペルソナ設定の一例になりますが、
それによって、自サイトで「どんなことが解決できるのか?「強みは何か?」をより伝えることができます。
3.3キーワードの種類
- Know:インフォメーショナルクエリ(情報系)
- Go:ナビゲーショナルクエリ(案内系)
- Do:トランザクショナルクエリ(体験系)
- Buy:トランザクショナルクエリ(購入系)
ユーザー検索するということは、質問や疑問を解決したいために行う行動であり、それぞれに単語や語句は意味合いが異なってきます。
このキーワードに意味を込めたものを「クエリ」と呼び、それぞれ種類があります。
例えば、「伊勢志摩」というキーワードでも、旅行なのか、お土産なのか、ランチなのか様々です。
つまり、ひとつのキーワードで縛られず、ユーザーの意味を込めた複合ワードも意識し統一感のある記事作成が必要となります。
Knowクエリ
情報系のユーザーが知りたいことを探すときのキーワードです。
「伊勢志摩 ランチ」「伊勢神宮 年末年始 混雑」などが対象になります。
漠然とした内容を調べることが多いため、まとめサイトなどが対象になりやいです。
調べた結果、Knowクエリ⇒Goクエリ・Buyクエリへ移行することを目指すことも方法のひとつです。
Goクエリ
店名やブランドなど特定の場所などに行動をとる案内系のキーワードです。
「伊勢志摩 ラーメン」「伊勢志摩 旅館」などが対象になります。
Go クエリをGoogleで検索する場合、関連する地域のGoogleマップが上部に表示されることが多いため、
Googleマップでの上位表示(MEO対策)も必然的に重要になってきますので、先ず意識したいクエリでもあります。
Doクエリ
自分でやってみたいことを探すときの行動系キーワードです。
「伊勢神宮 参拝方法」「伊勢志摩 ひとり旅」などが対象になります。
伊勢志摩へ旅行される方をターゲットとした場合、ついでにお店によってもらうための記事作成に利用することができます。
Buyクエリ
Doクエリの派生型で、購入する際に使用するキーワードです。
「店名 口コミ」「商品名 レビュー」「伊勢志摩 お土産 比較」などが対象になります。
自サイトが販売や宿泊系ならば一番意識したいクエリでもあります。
このクエリで検索され表示されたページに検索エンジンは広告を表示されることが多いため、リスティング広告などの対象にしてもよいでしょう。
3.4 記事内容の充実度
- ホームページの質
- ホームページの量
- ホームページの期間
記事作成をしたからといって必ずしも検索結果の上位に表示されるとは限りません。
検索されるためには、同じキーワードで抽出された他のホームページよりも充実した内容になっていないといけません。
上でまとめたように、検索するユーザーの特性を考え、キーワードの種類を把握し、記事作成に挑まないと、内容は充実しません。(情報の質)
また、1ページ書いただけでは、関連する全ての情報を取り入れることはできないため、複数ページを書いて情報を蓄積していく必要があります。(情報の量)
そして、量を蓄積するには期間が必要であり、検索エンジンに評価されるためにも時間が必要となります。


伊勢志摩での参考サイト
伊勢志摩を代表とする企業の【赤福】のホームページを見てみると、赤福について以外にも、様々なキーワードを折り込んで作成されています。
赤福という高いネームバリューがあるからともいえますが、「赤福の歴史」「赤福ができるまで」などKnowクエリを、
お土産という基の赤福なので、「今日の伊勢だより」「神宮の森」などで観光としてのDoクエリを、
Buyクエリとししてオンラインショップを作成済みなど参考できる点が多くあります。
伊勢志摩便利帳が、あなたが管理するホームページ等のWeb集客のお手伝いをします!ホームページのアクセスが伸びない。SNSの運用が面倒だ。SEO/MEOについて知りたい。ホームページもSNSも作り方がわからない。[…]
4 記事作成のコツ


4.1 タイトルの作り方
- キーワードをタイトルに入れる
- 表示文字数を考える
- メインキーワードは前に
先ずはタイトルの設定から。
記事を作成する上でタイトルの設定はとても重要であり、検索された際に選ばれた記事はタイトルとスニペット(概要欄)で表示されます。
そのため、タイトルに狙ったキーワードが表示されていることはもちろん、あまり長いタイトルだと見切れてしまうため、タイトル文字数にも注意が必要です。
検索エンジンに表示される文字数はおよそ30文字。サイト名も掲載したいならちょっと短めに設定するように調整します。
ユーザーが検索したキーワードが、自サイトで取り上げられていると視認させるためにも、メインキーワードはできるだけ最初に登場させるようにしましょう。
4.2 キーワードに即した文字数を
- キーワードを入れ込み過ぎない
- 先ずは2,000文字以上で挑戦する
ひとつの記事でたくさんのキーワードを狙っても、ユーザーへ伝えるポイントがボケてしまうため、キーワードを入れ込み過ぎないようにしましょう。
個人的には、メインキーワード1、複合で表示されるサブワード2をタイトルにも入れつつ、あとは関連するワード(共起語)を10個ほど用意しておくことが望ましいかなと思います。
選択したキーワードや共起語を文章へ挿入させることは必要ですが、文章が不自然になるほど挿入させることは無意味です。
伝えたい内容をしっかりと伝えることができれば、必然的にキーワードや共起語は挿入されていきます。
先ずは、2,000文字(原稿用紙5枚)ほど書けるように考えていきましょう。
4.3 見出しをつけて構成する
- 大・中・小と見出しを分ける
- キーワードや関連するワードを見出しに入れる
記事作成を行う際、見出しをつけて構成していこう。
見出しには大見出し、中見出し、小見出しとあり、大見出しと中見出しを中心に構成していくといいでしょう。
例えば、2,000文字の記事作成で、大見出しの数を4つ、その大見出しの中に中見出しを4つ作ることで、
大見出し1つに500文字、中見出しを入れることで250文字ずつにわけることが可能となり、文章が書きやすくなります。
それぞれの見出しにはキーワードや関連するワードを入れることで、その内容に即した文章を書くことができます。
4.4 5W1Hを意識する
- 設定したペルソナを意識する
- 疑問を解決させる
事前に設定したペルソナに即して、ペルソナが疑問を解決させるような文章を書いていきましょう。
5w1H(Who,When,Wwhat,Why,Where,How)を意識し、それぞれを捉えていけば、選んだキーワードの主旨に外れることなく記事作成を行うことができるでしょう。
5 無料ツールで結果を知る
さて、SEOを始める、若しくはSEOを始める前にはウェブサイトの現状と結果を知ることができるツールを準備しておきましょう。
ここで紹介する無料で利用できるツールは最低限準備しておきましょう。
5.1 サーチコンソール
通称、”サチコ”と呼ばれるGoogleの無料ツール(Google Search Console)。
検索エンジンの7割を占めるGoogleでの自サイトの登録情報を見ることができるツールになります。
「どんなクエリが何位に登録されているか?」「外部リンクがどれだけついているか?」「1日のクロール回数はどのくらいか?」など、
自サイトがGoogleにどのような評価をされているかを知ることができます。
5.2 Googleアナリティクス
こちらも、Googleが提供する無料のツールになります。
「どのくらいアクセス数があるのか?」「どこから流入しているのか?」「どんな人がアクセスしているのか?」など、
自サイトでユーザーがどのような回遊をしているかを見ることができます。
5.3 Googleを制することが必須
日本での検索エンジンのシェアは、Googleが7割ほど、Yahoo!が2割ほど、Bing1割ほどとなっています。
また、Yahoo!はGoogleのアルゴリズム(計算システム)を採用しているので、基本Googleと一緒です。
(Yahoo!はYahoo!ショッピングなど独自サービスなどを含めるため、Googleとの順位の違いはあります。)
つまり、SEO対策としては、Googleを理解しGoogleを制することが必須といえます。
SEOのまとめ
- Web集客のひとつがSEO
- SEOの施策にも種類がある
- 記事作成は始めやすいSEO
- 記事作成のコツを学ぼう
- 結果がわかるツールを使う

伊勢志摩などのローカルSEOはまだまだ穴がたくさん!早めに行動することでWeb集客できるようになるよ!

問い合わせフォームでも、SNSのDMでも大丈夫だよ
伊勢志摩便利帳が、あなたが管理するホームページ等のWeb集客のお手伝いをします!ホームページのアクセスが伸びない。SNSの運用が面倒だ。SEO/MEOについて知りたい。ホームページもSNSも作り方がわからない。[…]